「オリジナルビールを作りたいけれど、どのスタイルを選べばいいかわからない」——そんなお悩みを持つ方は少なくありません。クラフトビールには100種類以上のスタイルがあり、それぞれ味わい・香り・ターゲット層が大きく異なります。
本記事では、クラフトビールの種類とスタイルの基本を整理し、OEM製造で特に人気が高い定番7スタイルを詳しくご紹介します。ターゲット別の選び方や、季節・イベントに合わせた提案方法まで網羅していますので、ぜひ最後までお読みください。
クラフトビールの主要スタイル一覧
クラフトビールのスタイルは、大きく分けて「エール系」と「ラガー系」の2つに分類されます。さらにその中で細かくスタイルが分かれ、世界には150種類以上のビアスタイルが存在します。ここでは、OEMを検討するうえで押さえておきたい主要スタイルを整理しましょう。
エール系(上面発酵)の代表スタイル
エール系は15〜25℃の比較的高い温度で発酵させるビールです。上面発酵酵母が活発に働くことで、フルーティーで複雑な香りが生まれます。クラフトビールOEMで最も人気が高いカテゴリーです。
代表的なスタイルとしては、IPA(インディア・ペールエール)、ペールエール、ヴァイツェン、スタウト、ベルジャンホワイトなどがあります。いずれもクラフトビールらしい個性的な味わいが楽しめるスタイルです。
ラガー系(下面発酵)の代表スタイル
ラガー系は4〜12℃の低温でじっくり発酵させるビールです。日本の大手ビールメーカーが製造するビールの大半がラガー系であり、クリアでキレのある味わいが特徴です。
代表的なスタイルには、ピルスナー、ヘレス、ボック、シュバルツなどがあります。ラガー系のクラフトビールは「ビール初心者にも飲みやすい」という強みがあり、幅広い層をターゲットにしたい場合に適しています。
その他の注目スタイル
近年はサワーエールやフルーツビール、スモークビールなど、従来の分類に収まらない個性的なスタイルも人気です。特にフルーツビールは地域の特産品を活用できるため、ふるさと納税返礼品やご当地ビールとして高い需要があります。
OEMで人気の定番スタイル7選
100種類以上あるビアスタイルの中から、OEM製造で特に選ばれている7つの定番スタイルをご紹介します。それぞれの特徴、おすすめの活用シーン、相性の良いターゲット層を解説します。
1. IPA(インディア・ペールエール)
華やかなホップの香りと苦味が特徴のIPAは、クラフトビールの代名詞ともいえるスタイルです。アルコール度数は5.5〜7.5%程度で、柑橘系やトロピカルフルーツを思わせるアロマが楽しめます。
OEMでは最も人気のスタイルで、特にクラフトビール愛好家やSNS発信を重視するブランドに選ばれています。ラベルデザインとの相性も良く、インパクトのある味わいが話題性を生みやすいのが強みです。
2. ペールエール
IPAほど苦味が強くなく、バランスの良い味わいが魅力のペールエール。アルコール度数は4.5〜5.5%程度で、ホップの香りとモルトの甘みが調和しています。
「クラフトビール初心者にも飲みやすい」という特徴から、企業ノベルティや周年記念品など幅広い層に配る用途で人気があります。万人受けするスタイルを求める場合の第一候補です。
3. ヴァイツェン(小麦ビール)
小麦麦芽を50%以上使用したフルーティーでまろやかなビールです。バナナやクローブを思わせる独特の香りがあり、苦味はほとんどありません。アルコール度数は4.5〜5.5%程度です。
女性やビール初心者に特に人気が高く、ギフト市場や結婚式の引き出物など、華やかなシーンに最適です。濁りのある外観も写真映えするため、SNSプロモーションとの相性が抜群です。
4. スタウト
ローストした麦芽由来のコーヒーやチョコレートのような風味が特徴の黒ビールです。アルコール度数は4.0〜7.0%と幅があり、軽いドライスタウトから濃厚なインペリアルスタウトまでさまざまなバリエーションがあります。
秋冬の限定商品や、チョコレート・スイーツとのペアリング企画に最適です。バレンタインやクリスマスのギフトビールとして毎年高い需要があります。
5. ベルジャンホワイト
オレンジピールとコリアンダーを使用した爽やかで軽い飲み口のベルギースタイルのビールです。アルコール度数は4.5〜5.5%程度で、スパイシーさとフルーティーさが共存しています。
春夏のシーズナルビールやリゾート施設のオリジナルビール、ふるさと納税の返礼品として人気があります。柑橘系の爽やかさが料理との相性も良いため、飲食店のハウスビールにも適しています。
6. ピルスナー
日本人に最もなじみのあるクリアでキレのある味わいのラガービールです。アルコール度数は4.0〜5.5%程度。ゴクゴク飲める爽快感が特徴です。
「クラフトビールは苦手」という層にもアプローチできるため、スポーツイベントや企業の大規模イベントでのオリジナルビールとして選ばれることが多いスタイルです。
7. フルーツエール
地域の特産フルーツを使った華やかで個性的なビールです。いちご・桃・柚子・マンゴーなど、使用するフルーツによって味わいは千差万別。アルコール度数は3.5〜6.0%程度です。
地域限定ビール・お土産品・ふるさと納税返礼品として最も活用されているスタイルです。地元の農産物を使うことで地域のストーリーを商品に込められ、話題性と差別化の両方を実現できます。
ターゲット別おすすめスタイルの選び方
OEMでビアスタイルを選ぶ際は、「誰に届けたいか」を起点に考えることが成功の鍵です。ここでは、ターゲット別のおすすめスタイルをご紹介します。
クラフトビール愛好家向け
ビールの味わいにこだわる層には、IPAやスタウトがおすすめです。ホップの品種や醸造手法の違いによる味わいのバリエーションを楽しめるため、リピート購入にもつながります。
「ダブルIPA」「ヘイジーIPA」「インペリアルスタウト」など、スタイルをさらに細分化することで、マニア層の購買意欲を刺激する戦略も有効です。
ビール初心者・ライト層向け
「普段あまりビールを飲まない」という層には、ヴァイツェンやフルーツエールが最適です。苦味が少なくフルーティーな味わいは、ビールが苦手な方でも受け入れやすいスタイルです。
ギフト市場では受け取る相手のビール嗜好がわからない場合も多いため、万人受けするペールエールやベルジャンホワイトを含むセット構成もよく選ばれています。
法人・企業イベント向け
社内イベントや取引先への贈答には、ペールエールやピルスナーが定番です。クセが少なく飲みやすいスタイルを選ぶことで、多くの方に楽しんでいただけます。
一方で、記念日やブランドの世界観を重視する場合は、あえて個性的なIPAやフルーツエールを選んで差別化を図る企業も増えています。
地域ブランド・お土産向け
地域の特色を打ち出したい場合は、フルーツエールが圧倒的におすすめです。地元の特産品をレシピに取り入れることで、「ここでしか買えない」という付加価値が生まれます。
また、地域の歴史や文化をネーミングやラベルデザインに反映させることで、ストーリー性のある唯一無二の商品を作ることができます。
季節やイベントに合わせたスタイル提案
ビアスタイルの選択は、販売する季節やイベントのタイミングによっても大きく左右されます。季節感を取り入れることで、消費者の購買意欲を高めることができます。
春(3月〜5月):フレッシュで軽やかなスタイル
花見シーズンや新生活のお祝いには、ベルジャンホワイトやペールエールがぴったりです。桜をモチーフにしたラベルデザインと合わせれば、季節限定感を演出できます。
また、いちごやさくらんぼを使った春限定フルーツエールも人気です。贈り物としての需要も高まる時期なので、ギフトボックスとのセット販売が効果的です。
夏(6月〜8月):爽快でキレのあるスタイル
暑い季節にはピルスナーやベルジャンホワイトのようなキレのあるスタイルが求められます。BBQやアウトドアシーンに合う「ゴクゴク飲める」ビールが人気です。
柚子や夏みかんを使った和柑橘系フルーツエールは、お中元やスポーツイベントの限定商品として高い反響が期待できます。
秋(9月〜11月):コクと深みのあるスタイル
食欲の秋には、IPAやアンバーエールのようなコクのあるスタイルがマッチします。ハロウィンや収穫祭と合わせた限定商品の企画にも適しています。
栗やかぼちゃを使ったフルーツエールなど、秋の味覚をテーマにしたビールは話題性が高く、SNSでの拡散も期待できます。
冬(12月〜2月):濃厚で温まるスタイル
クリスマスやバレンタインには、スタウトやポーターのような濃厚な黒ビールが人気です。チョコレートやコーヒーの風味が冬のギフトにぴったりです。
年末年始の贈答需要を狙ったスペシャルギフトセットも好評です。複数スタイルの飲み比べセットにすることで、単価アップと顧客満足度の向上が両立できます。
よくある質問(FAQ)
Q. OEMでは好きなスタイルを自由に選べますか?
はい、基本的には自由に選べます。TAP TO BREWでは、提携醸造所のラインナップから選ぶだけでなく、ターゲットやコンセプトに合わせたスタイル提案も行っています。初めての方にはヒアリングをもとに最適なスタイルをご提案します。
Q. 複数のスタイルを少量ずつ作ることは可能ですか?
可能です。TAP TO BREWでは1スタイルあたり48本から製造できるため、2〜3スタイルの飲み比べセットを作ることもできます。ギフト商品やイベントでの複数展開に活用されています。
Q. ビールの味わいはどの段階で確認できますか?
レシピ設計の段階で味わいの方向性を詳しくお伝えし、類似スタイルのサンプルをお試しいただけます。本醸造前に試作確認ができる体制を整えていますので、イメージとのズレを防ぐことができます。
Q. スタイル選びで失敗しないコツは何ですか?
最も大切なのは「ターゲットを明確にすること」です。「誰に」「どんなシーンで」飲んでもらいたいかを明確にすれば、自然と最適なスタイルが見えてきます。TAP TO BREWではブランドコンセプトの設計段階からサポートしていますので、お気軽にご相談ください。
TAP TO BREWが選ばれる理由
TAP TO BREWは、デザイン会社TSURATSURAが母体のブランド共創型クラフトビールOEMサービスです。スタイル選びからブランド設計、ラベルデザイン、EC販売、プロモーションまでをワンストップでサポートしています。
酒販免許は不要です。TSURATSURAが免許を保有し販売元となるため、お客様が酒販免許を取得する必要はありません。小ロット48本から対応しているため、初めてのオリジナルビール製造でもリスクを最小限に抑えてスタートできます。
さらに、売上連動型の手数料モデルを採用しているため、初期費用を抑えながらWin-Winの関係を築くことができます。ビアスタイルの選定に迷ったら、まずは私たちにご相談ください。
まとめ
クラフトビールの種類と選び方について、OEMで人気の定番7スタイルを中心に解説しました。IPA・ペールエール・ヴァイツェン・スタウト・ベルジャンホワイト・ピルスナー・フルーツエールの特徴を理解し、ターゲットや活用シーンに合わせて最適なスタイルを選ぶことが成功の第一歩です。
TAP TO BREWでは、48本の小ロットからお好みのスタイルでオリジナルビールを製造できます。ブランドコンセプトの設計からラベルデザイン、EC販売まで一貫してサポートしていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
TAP TO BREW編集部は、デザイン会社TSURATSURAのメンバーを中心に、クラフトビールのブランド構築とマーケティングの最新トレンドを発信しています。